ヨーロッパ来て、色々な人種の表現者に会って最も感化されたことと言えば、人種とか肌の色とか言語の壁とかそういうの含めた(所謂)弱点を全てを逆手にとって、尚且つ社会構造もばっちり把握したうえで、ネタにして全身でぶつかってくること。
はは、肌の色黒いよね、おまけに黄色いタオルやバナナ持ったりもして
人工的で無機質な黒い服着て牛乳飲んじゃうもんね
で、どうよ、この原始的な叫び。
真っ白な空間で見た彼女のパフォーマンスは、
人間として生まれて来たことの不条理、
どうしようもないこととか不平等性を越えて
彼女にしか見えない真実を提示していたと思う。
強弱関係なんて、所詮人間が生み出した一つのperspectiveにしか過ぎない。
自分を見つめるっていうのは かなり引いたところから自分を見てみて
それすらをも作品の一部にして
ねぇ どう思うよ?
感情とかそういうのとは距離を置いて
からっとした感性にとても引かれる。
神様がもしいたとして、与えてくれた「私」という人格、境遇、技術、容姿すべて
どうやって扱っていくか。逆手にとることも、自分を否定することも
なんでも出来る。
出来ることと出来ないことを知り、それで遊べるのが大人なのかもね
家にいても学校にいても社会にいても
どこいっても存在してないような私が 出来ること
いくつかあることに 気付けたから ドイツ来てよかったと思う
美術があってほんとうよかったと思う
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匿名 (日曜日, 10 4月 2016 18:20)
この言葉に何度もすくわれました。